シャタバリの栽培

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シャタバリの使い方としては、この根っこを主に使うのですが
若い根っこは生でも二十日大根のような食感でおいしく食べられます。
大きくなった根には、芯が入り、
そのまま食べるのには向かないようです。

 この根を裂いて、芯を抜き、乾燥させて
粉にして使うのがおもな使い方です。

それでは、シャタバリの一生を見てみましょう♪

まず、これがシャタバリの種になります。

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シャタバリの種は、以前は海外から取り寄せることができましたが
今は非常に手に入れるのが難しくなってきました。

やっとの思いで手に入れることができても発芽率が非常に悪く
0%から20%弱の間でした。そのため、なかなか増やすことができませんでした。

お湯に一晩浸して蒔きます。

2週間から、一ヶ月ほどで発芽します。

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苗の地上部はなかなか大きくなりませんが
地下では少しづつ根っこが膨らんでいきます。

一年でこのくらいの大きさになります。

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刺のある蔓なので草取りなどの作業が大変です。

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そして、二年経つとこのくらいまで育ちます。

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2年目からは花もたくさん咲きます。
花はとても良い香りがします。

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そして3年目になると種の付きが良くなりました。

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これで種の自家採取ができて栽培のサイクルができるようになりました。

そして三年以上たつと根も充実し、収穫することができるようになります。

しかし、三年も畑に植えっぱなしなので、冬も含めて一年中雑草が生い茂る石垣島では
畑の管理が大変です。ススキも生えてきますし、木も生えてきます(笑)

しかし、先ほども書きましたように、シャタヴァリは棘の鋭いつる植物なので、他の雑草だけを抜き取るのは至難の業です。 また、そういう棘があるので、大型の生き物の侵入が拒まれるとわかるのでしょう。スズメバチが毎年のように巣を作ります 爆

まだまだ栽培のための工夫が必要なようです。

シャタバリとアーユルヴェーダの薬草学