季節によって変わるツボクサの話

2019年6月14日  記

梅雨空の下、連日ツボクサの収穫三昧の日々です♪

ツボクサは、マンドゥーカパルニーという名前でも呼ばれることがありますが、その意味は「カエルの葉っぱ」。
湿地を好むため、そう呼ばれるということですが、梅雨の高温多湿な石垣島は、まさにカエル天国(笑) 。

ツボクサもぐんぐん大きくなっています♪

画像の説明

そんなにガンガン大きくなるなら欲張らずにそのまま置いておいて、必要になったら収穫すれば良いと言いたいところですが、石垣島では梅雨明けの太陽はすごく強烈なので
曇天の下でこの世の春とばかりに伸びきったツボクサは、梅雨が明けたら、その暑さに耐えられず枯れてしまいます。

 しかし、今収穫しておくと、この後出てくる葉は、強い太陽の下に出てくる根性のある葉なので、(笑)真夏の間も元気に茂り続けてくれます。

面白いよね。 なので、いまは忙しくても、収穫をし続けなくてはいけないのです。

写真のツボクサ 茎の長さは約40㎝。 海外の文献を読んでいると、「スリランカではツボクサを好んで食べるゾウが長寿であるとか、頭の良いゾウはツボクサが好き💛 」とか、ツボクサとゾウの関係を示す伝説に良く出会います。

ツボクサ栽培を始めたころは、こういう話を読むと、

「でも、ゾウって、鼻で巻き取って食事をするのに、小さなツボクサは食べづらいだろうな・・・」って思ってました。

でも、このくらい大きければ、ツボクサを『好んで』食べるゾウがいても全然不思議じゃないと思えます。

というか、ツボクサの味と性質を知っていると、そういうゾウがいなければ、そのほうが不思議です。

だから、スリランカのこの伝説は、絶対本当だと私は思います。

ちなみに、スリランカの民話には10世紀のアルナ王は、ゴツコラ(ツボクサのこと)がエネルギーとスタミナを補給してくれるおかげで、ハーレムの50人の女性を満足させられると、豪語するお話があるそうですが、それもきっと本当です(笑)。