シリーシャ

画像の説明

Albizia lebbeck (Linn)

グナ(性質) 軽性(Laghu)、乾燥(Ruksha)鋭性(Teekshna)

ラサ: 苦味(Tikta)、渋味(Kashaya) 甘味(madura)

ヴィパカ: 辛味(Katu) トリドーシャハラ(すべてのドーシャをバランス)

薬理効果: 抗アレルギー、鎮痛、抗炎症、抗菌、抗酸化、免疫調節
ショータハラ(抗炎症)
ヴィサルパ グナ(ヘルペスや皮膚病を抑える) 
クシュタグナ(皮膚疾患に有効)
カンドゥ グナ(かゆみに有効)
カサハラ(咳や呼吸器系疾患に有効)
ヴラナハラ(傷の治療を速める) など

代表的な用途
呼吸器系の健康: 咳、喘息、気管支炎の緩和
皮膚の健康: アレルギー性皮膚炎、湿疹の治療
消化器系の健康: 消化不良、下痢の改善
免疫力向上: 免疫システムの強化

強力な抗炎症作用、免疫調整作用、抗ヒスタミン作用、鎮咳作用、気管支拡張作用があるので、花粉症対策として近年注目を集めているようです。

使用部位: 樹皮、葉、花、種子

使用量: 一般的には、乾燥した樹皮や葉の粉末を1日あたり3〜5グラム使用しますが、具体的な使用量は専門家の指導に従うことが重要です。

使用方法
煎じ薬: 樹皮や葉を煎じて飲むことで、内部からの治療効果を期待できます。
パウダー: 乾燥させた樹皮や葉を粉末にして、蜂蜜や水と混ぜて摂取します。
外用薬: ペースト状にして、湿疹や関節炎の患部に塗布します。

その他の効果

呼吸器: 樹皮は喘息、気管支炎、呼吸器疾患の治療に有効です
皮膚: 皮膚疾患の治療に有効です。
目: 目の病気、結膜炎の治療に有効です
アレルギー: アレルギー性結膜炎やアレルギー症状の治療に有効です
炎症: 炎症性疾患の治療に有効です
がん: 乳がん、子宮頸がん、結腸がん、喉頭がん、肝臓がんの細胞株に対して細胞毒性を示します
その他: 腹部腫瘍、咳、インフルエンザ、偏頭痛、下痢、黄疸などの治療にも有効です。

シリーシャはダシャンガレーパなど、アーユルヴェーダの中でも有名な薬の原料にも使われ、重要な位置を占めている木の一つです。

家庭療法としてもヘルペスやピッタ性の皮膚疾患などペースト状にしたパウダーを塗ったり使い勝手の良いハーブです。

他にもニームのように木の枝で歯磨きに使われたり、頭痛にもペーストは効果的です。

眠気を引き起こす可能性があるため、鎮静剤と併用する場合は注意が必要です。