暑いときに体力を下げずに体を冷やすハーブの話

2019年8月19日 記

今年も全国的に暑い日が続いているようですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

私も畑作業で頭が煮えちゃっててw、ものがあんまり考えられない日々でしたが、石垣島は恵みの雨をいただいて、ちょっと一息つけるような時間が帰ってきました。

冷静になって考えてみたら、うちはハーブやさんですが、こう暑い日が続いては、あたたかいハーブティーなんて飲んでらんないですよね!

やっぱりつめたいビールでしょう!!  

不健康なことを楽しむために、日々健康な体を維持してるんです♪ たまには大いに楽しみましょう♪

ただ、やっぱり冷たい飲み物は、飲めば飲むほど、もっと欲しくなるから、夏も後半に近づいてくると なんとなく胃腸の調子も悪くなって、体がだるくなるのも事実。

アーユルヴェーダでは、夏は体が消耗しやすく、消化力が落ちやすい季節と考えます。
消化力はアグニと呼ばれる火のエネルギーが関係するのですが、火に冷たい水をかければ消えてしまうように、冷たいものを飲み過ぎると、体の中の消化の火も消えてしまい、エネルギーを生み出すことができづらくなって体力が落ちます。

そこで、暑い地域のインド人は考えた。
温度的に冷たいものではなくて、冷たい性質のものをとって、体を冷やせば、消化の火も消えることなく、体力を失わず夏を過ごすことができる!

ハーブでいえば、コリアンダーやフェンネル、レモングラス、ミントなどは冷性を持ちながら消化力(アグニ)を高めるという素晴らしい性質があるので消化器系に負担をかけずに
体を冷やすことができます。 そして、ピッタ(熱のエネルギー)を悪化させません♪

そして、センシンレンのような苦味の強いハーブはやはり冷たい性質を持っていて過剰なパーチャカピッタ(胃腸に働くピッタ)を鎮静し、腸内の正常な微生物叢の再生をたすけ、
夏に多い細菌性やアメーバ性の急性の胃腸感染症の予防に大いに役立ちます。

さらに肝臓に働くランジャカピッタもバランスし、アルコールなどの毒素の分解も助けてくれますし、夏に多い熱や炎症性を持った皮膚疾患(湿疹やニキビ、蕁麻疹など)の症状にも効果を発揮してくれるでしょう。

そして消化の良い食べ物を普通に食べましょう。夏には基礎的な体温を維持するのに、それほどエネルギーを必要とはしませんから、食べる量は他の季節ほど多くとる必要はありません。

すでに消化力が下がってるかなぁという人は、食後に一つまみフェンネルを噛んで食べましょう。
消化を助けてくれます♪

これだけでも、夏の体力低下にはずいぶんと効果的だと思いますが、思い出してほしいのはタイなどの暑い国で、体の熱をとるときに好まれるハーブ!
そう、ツボクサ!!

ツボクサは末梢血管を拡張し、血流をよくするために熱い時には体の熱を放散し涼しく感じさせてくれます。 頭もはっきりしてきます。

こんなに暑い時には、ハーブティーなんて飲んでられない!って、冒頭でいいましたがやっぱり、暑い時にもハーブは私たちを助けてくれるんですね♪

他にも言い出せばきりがないくらい良いものはありますが、千の知識より一つの実行です♪

お手軽にはじめるには、夜に2Ⅼの水にコリアンダーシードを大匙一杯とツボクサを小匙いっぱい
いれて一晩おきます。常温の水でも大丈夫です。もちろん濃く出したければお湯を使いましょう。朝までには冷めてくれます♪

翌日にはそれを濾してポットなどに入れて持ち歩くとよいでしょう。
(ただし高温時には腐敗しないように気を付けて!変な味がすると感じたらやめましょうね)

朝にはセンシンレンの粉を小匙4~5分の一、直接口の中に放り込み、水で一気に飲みこんでしまいましょう。
(かなり苦いですから、ここは味わうことなく、素早く! すぐになれますし、体のいろんなところがリセットされる気がするとおもいます♪)

胃腸の負担を軽減しながら水分も取れて、だるさや体力の低下を防いでくれることでしょう。

言いっぱなしもなんですので、もだま工房では暑い夏を乗り切るために
ただいま、ツボクサ茶をご注文の方に、お試し用コリアンダーシード(インド産)をおまけでお付けします♪
(コリアンダーシードがなくなり次第終了します。)

今日紹介したハーブはすべてピッタを鎮静化しますから、
イライラした時には気持ちを落ち着けてくれる作用もあります。
車に乗るときにも持っていたらよいですね♪

あと2週間もすれば涼しい風が吹いてくるはず!もうちょっとです。
ただ、ピッタが増悪して症状が出てくるのも、そのころからです。

あとちょっと頑張ろうね♪